2018年1月23日 (仮訳)トルコ新産のビョウタケ目菌類 Kaygusuz, O. & Çolak, Ö. 2017. New records of Helotiales in Turkey. ScienceAsia. Available at: http://www.scienceasia.org/2017.43.n4/scias43_217.pdf [Accessed January 22, 2018]. 【R3-04784】2018/1/23投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ トルコ新産種としてAscocoryne sarcoides、Chlorociboria aeruginascens、およびLachnellula agassiziiの3種を報告した。 これらの種はアルトヴィン県およびデニズリ県においてブナ属あるいはマツ属植物に見出された。 本報告によりトルコ産ビョウタケ目菌類の数は68に増加した。 (トルコ新産種) Ascocoryne sarcoides (Jacq.) J.W. Groves & D.E. Wilson ヒメムラサキゴムタケ 【よく似た種との区別】 Ascocoryne cylichnium(ムラサキゴムタケ) 生息環境が類似している 肉眼的形質が類似している 本種と異なり子実体が淡紫色~灰褐色ではなく通常帯赤紫色~紫桃色 本種より子嚢盤のサイズが通常小さい 本種より子嚢のサイズが小さい 本種と異なり子嚢の隔壁数が1ではなくそれ以上 本種より子嚢胞子のサイズが小さい 本種と異なり子嚢胞子の隔壁数が1ではなくそれ以上 (トルコ新産種) Chlorociboria aeruginascens (Nyl.) Kanouse ex C.S. Ramamurthi, Korf & L.R. Batra ロクショウグサレキンモドキ 【よく似た種との区別】 Chlorociboria aeruginosa(ロクショウグサレキン) 形態的に類似している(混同のおそれがある) 本種と異なり子実体が複数一ヶ所に生じるのではなく離れて生じる 本種と異なり柄が通常中心から離れてつくのではなく中心生で時に中心から離れる 本種より子嚢胞子のサイズが大きい Chlorencoelia versiformis(コケイロサラタケ) 形態的に類似している(混同のおそれがある) 本種より子嚢胞子のサイズが大きい Aeruginoscyphus sericeus 形態的に類似している(混同のおそれがある) 本種より子嚢胞子のサイズが大きい (トルコ新産種) Lachnella agassizii (Berk. & M.A. Curtis) Seaver 【よく似た種との区別】 Lachnella ciliate 形態的に類似している(混同のおそれがある) 本種より側糸が長い 本種と異なり側糸が篦状ではなく糸状 Lachnella gallica 形態的に類似している(混同のおそれがある) 本種より側糸が長い 本種より側糸の幅が狭い 本種と異なり側糸が篦状ではなく糸状 Lachnella occidentalis マツ属植物を宿主とすることがある 形態的に類似している(混同のおそれがある) 本種と異なり子実層面が黄色~明るい橙黄色ではなく鮭肉橙色 本種より子嚢胞子のサイズが大きい Lachnella suecica マツ属植物を宿主とする 形態的に類似している(混同のおそれがある) 子実層面が帯黄橙色 本種より子嚢胞子が短い 本種より子嚢胞子の幅が広い 本種と異なり子嚢胞子が狭楕円形ではなく球形 Lachnella willkommii マツ属植物を宿主とする 寄生菌である 形態的に類似している(混同のおそれがある) 子実層面が黄色~橙色 本種より子嚢のサイズが大きい 本種より子嚢胞子のサイズが大きい